風立ちぬ
スタジオジブリの宮崎駿監督が引退すると聞き
いそいそと 「風立ちぬ」を 観に行ってきました。
静かに 後からじっくりと 胸が熱くなる映画で
その画面の美しさは 日本が世界に誇る
アニメ文化の究極といった感がします。
映画は ポール・ヴァレリーの有名な一節
「Le vent se leve, il faut tenter de vivre。」で始まります。
「風立ちぬ いざ生きめやも」と訳した堀辰夫と
零戦を設計した 堀越二郎の生涯を交錯させた
オリジナルストーリーです。
堀越氏や堀辰夫をよく知らなかったため
ネットで調べているうちに
ポール・ヴァレリーが1945年 亡くなる直前に
講義しているDVDを見つけ 声を初めて聞きました。
彼が眠るセットーの墓の映像も見つけると
まさに 「風立ちぬ・・・」の一節が出てくる
彼の長詩 「海辺の墓地」を彷彿とさせます。
一篇のアニメが 地中海を臨む
フランスの小高い丘にある墓地にまで至るなんて
何とも感慨深い。
「何があろうとも この世は生きるに値する」 と
ヴァレリーが伝えたかった思いを
宮崎監督は 「生きねば」 と 一言で表現しています。
時代や国が変わろうとも
皆 思いはひとつなのかもしれませんね
久方ぶりに聴いた 荒井由美の「飛行機雲」も
その若い声に びっくり!
自分も 夢がたくさんあった頃を思い出します。
「風立ちぬ」
もし機会があれば
是非 ご覧になってみたらいかがでしょうか。
スタッフ:SUGAYA
ミルジョワ企画のHPでは、
さまざまなフランス旅行情報やワーホリ体験記を掲載しています。
詳しくは、下記のHPをご覧下さい
フランス旅行・フランスワーホリ&留学のことなら
ミルジョワ企画 http://www.bonjour-mjp.com/index.html
ミルジョワ企画代表のブログ http://millejoiesplanning.blog63.fc2.com/